こんばんは!gami(@gami.tokyo)です。

とうとう発表されましたね!

Nikonのフルサイズミラーレス一眼「Z6」「Z7」

SONYのブルーオーシャンに乗り込んできたNikonですが、今日の発表を見て、いろいろ思うところがありました。

大口径のマウント

本発表前のティザー動画からIlko氏など、マウント径がかなり大きいんじゃないかと推測してる方もいらっしゃいました。

Zレンズのマウント径は55mm

今までのFマウントは44mm。

ソニーのフルサイズミラーレス用EFマウントは46mm。

かなり大きく感じられます。

マウント径が大きいということは、光を取り込みやすくなるので、これから明るいレンズが開発されることが考えられます。

実際に、今日の発表では、F値0.95のレンズを開発するとの発表があったようです。

F値0.95のレンズといえば、コシナのVoigtlanderシリーズ(マイクロフォーサーズ機用)くらいしか僕は知りません。

どれもマニュアルフォーカスのレンズなので、Nikon純正のオートフォーカスレンズが出てくるのは期待大です。

発売価格が気になるところです…(おそらく手の出ない額でしょうが…)

記録メディアはXQDカード、1スロット

記録メディアはXQDカードのみ。

これはどうなんでしょう…。

XQDカードの売りは転送速度の速さだと思うのですが、SDカードもUHS-IIという新規格(出てから結構経ちましたが…)でかなり転送速度の速いモデルも出ています。

現在販売しているもので、最速の書き込み速度を比べると、

XQDカード SDカード
400MB/s 299MB/s

※どちらもSONY製のメディア参照。

これは、カード自体の仕様ですが、ややXQDカードに分があります。33%早いですね。

では、カードの書き込み速度を活かせるカメラの連写性能はどうかというと、AF/AE追従で、

Nikon Z6 Nikon Z7 SONY α7III SONY α7RIII
5.5コマ/秒 5.5コマ/秒 10コマ/秒 10コマ/秒

連写性能は完全にSONYαシリーズの方が上をいってます

カメラ側のバッファが少ないのでしょう。

手に入りやすいSDカードでなく、転送速度を求めに行ったのかもしれませんが、この連写性能を見ると、SDカードでも良かったのではないかなあと思います。

連写性能に影響ないのであれば、XQDカードを採用するメリットがどうにも見えてきません。

また、記録メディアのスロットは1スロットとのこと。

エントリー機新基準を謳った、SONYのα7IIIは2スロット機です。

記録メディア異常のリスク回避のために、せめてD850のように両方のメディア混在でもいいので、2スロット設けてあればなあというのが本音です。

電子ビューファインダーの見え方がキレイらしい

Z6、Z7の電子ビューファインダー(EVF)の画素数はα7RIIIと同じ、369万画素。

α7RIIIのEVFを覗いたことがあるのですが、初めて覗いたときに、とてもキレイに映し出されていてグッと来たのを覚えています。

価格.comさんのページに掲載してあったのだが、EVFの見え方が違うようです。

Img23

(Image via. 価格.com)

左がZ6、Z7のEVFで、右が他社のEVFとのこと。

比較対象機がどの製品か分からないのですが、明らかに左のほうがくっきりしています

実際にはファインダーの像は、このiPadのような大きさではありませんが、本当なら一度覗いてみたいとワクワクさせられます。

発売はZ7が9月下旬、Z6が11月下旬

発売はもう少し先になるようです。

新しいマウントということもあり、発売当初はアダプタを介して既存のレンズを接続するという機会が多くなりそうですね。

発売までの間に、できるだけサードパーティー製のレンズ開発や製品発表などで充実して欲しいものです。

正直なことを言うと、今日の発表段階では、αシリーズの方が欲しいなあと思いますが、実際に触らないと分からない部分もあります。

Canonの動きも気になりますしね。

フルサイズミラーレス市場。

これからどんどん盛り上げてほしいですね。