こんにちは!gami(@gami.tokyo)です。

久し振りに記事を書いています。

記事を書こうと思ったのは、先日「新型コロナウイスル感染症」に私自身が感染したことがきっかけでした。

先日から職場への復帰しましたが、職場の方々は感染するとどうなるのかが気になっているようで、感染してからのことをいろいろと話しました。

ここに、僕の感染までの経緯、感染して感じたことなどを忘れないように記しておこうと思います。

「感染した?」という不安

僕が感染したと思われるのは、11月でした。

土曜の夜から日曜にかけて若干風邪っぽいような症状(鼻水が出る)がありました。

日曜の朝までは、特にそれ以外の症状はなく、風邪をひいてしまったなあと思うだけでした。

翌日の昼にラーメンを食べたのですが、これが全く美味しくない。

麺の匂いもスープの味も全然分からないままでしたが、食欲はあったので最後まで食べきることはできました。

以前にも風邪をひいて鼻が詰まった時に食べたラーメンの味が、同じように分からないことがあったので、風邪をひくとそういうものだと思い、そのまま過ごしました。

その日の晩ごはんは、濃いめの味付けのハンバーグとガーリックライスを食べました。

この時も、ガーリックの匂い、ハンバーグの味を全く感じることがなく、ふとコロナのことが頭を過りました。

ただの思い過ごしで風邪をひいただけか。

それとも、コロナに感染してしまったのか。

鼻水の他に症状もないこともあって、正直自分で間違いなくそうだと言い切れず、不安な気持ちを抱えながらその日は寝ました。

僕の場合、感染を自分で疑ったのは「味覚」「嗅覚」の喪失が全てでした。

病院での検査と感染の告知

翌朝(月曜)、不安が拭いきれず仕事を休んでPCR検査を受けに家の近くのクリニックを受診しました。

先に電話で連絡をすると、「指定された時間に来院すること」「通常の患者さんと違うスタッフ用の入り口から入ること」を指示されました。

指示通りにクリニックに入ると、個別に分けられたブースで問診票を作成し、診察をしてもらいました。

診察では特におかしなところは無いようでしたが、「味覚嗅覚異常」があるという理由でPCR検査をそのまま受けることになりました。

感染の疑いがあるという診断だったので検査費用は公費。

検査は唾液をプラスチックの試験管状のものに入れるというものでした。

5分かからないくらいで所定の量まで溜まり、それを提出してから料金を支払って病院を後にしました。

医療費3割負担で診察料と、検査結果の電話連絡料金を合わせて2700円くらいでした。

一応、風邪の症状に効く薬の処方箋も出してくれたのですが、事前にどの薬局に行くのかを聞かれ、病院から先に連絡をしてくれます。

薬局にいくと、きちんと外に感染疑いのある患者さんようの席が準備してあり、そこで全ての対応をしてくれました。

水曜に連絡がくることになっていましたが、翌火曜の夕方に担当地区の保健所から連絡があり、「陽性の反応が出ました」と告知されました。

陽性の方は優先的に連絡をしているようです。

接触確認アプリ「cocoa」の通知

陽性の報告を受けてすぐ、接触感染アプリ「cocoa」の「陽性者との接触」を確認すると、土曜に陽性者との接触確認が2件あるとの表示が出ていました。

PCR検査の結果報告を受けるまで、「cocoa」からの接触通知に気付きませんでした。

このアプリを入れることによって接触の有無を判断はできますが、僕は通知に気付くことができず、陽性が分かってから接触を確認できたといったところでした。

また、通知の内容は接触した日付と、何件の接触があったかのみであり、「どこで接触したのか」や「何時に接触したのか」等については分かりません。

当然、誰が陽性だったのかは分からないようなつくりになっています。

療養について

感染の告知の電話は、そのまま療養に関する話になり、約1時間電話でやりとりをしました。

療養場所について(自宅 or ホテル)

療養期間中の食料の送付について

濃厚接触者の確認(職場や感染前後の行動について)

非常時の連絡先や毎日の健康チェックについて(アプリによる健康状況の報告)

などなど。

療養場所

療養場所についてはホテルを推されました。ただ、ホテル療養の場合、ホテルの空室が出るまでの数日は家での療養となること、部屋から出れないこと、洗濯等はできないので日数分の着替えを持って行くことなど、制約も多いようです。

食事は部屋まで持ってきてくれるそうですが、おそらく自宅よりも狭い部屋から出ることができないというのはかなり苦しいと思い、僕は自宅療養を選びました。

結果として、自分の必要なものがすぐに手元にある自宅を選んで正解だったと思っています。

療養中の食事の送付

療養期間中は外に出られないので、希望すれば日数分の食料が送られてきます。日数分と書きましたが、正確に言うと大量に送られてきます。

感染しているので、荷物は家の玄関前への置き配となります。

ラーメンやカレー、丼モノ、白飯などのレトルト食品から、缶詰、お菓子、エナジーゼリードリンク、水など。

正直期間中に全てを消費することはありませんでした。

普段より運動しない生活になるため、お腹もそんなに減りません。

レトルトとはいえ、充分な食事を取ることができるよう配慮されていて驚きました。

濃厚接触者の確認

職場での過ごし方、感染発覚までの数日間の行動について質問がありました。

特に職場での接触に関して長い時間話しましたが、それ以外の行動に関して然程聞かれませんでした。

話した保健所の方からは「それならば濃厚接触にあたる人はいませんね」という回答でしたが、後日、職場の管轄の保健所の判断で、濃厚接触にあたる人がいるということになり、自宅待機者が出ることとなりました。

このあたりの判断は、担当の保健所の判断基準によって違うのかもしれません。

非常時の連絡先や毎日の健康チェックについて

僕の症状は、味覚嗅覚障害と鼻水程度でしたが、希に後から症状が酷くなる方もいらっしゃるとのことで、非常時の連絡先が伝えられ、24時間対応しているとのことでした。

陽性の連絡があった後は毎日の健康チェックがありました。

チェックはLINEを利用したものでした。

チェック用のアカウントを友達登録すると、午前、午後の2回、毎日チェック項目が送られてきます。

・咳がでますか?

・息が苦しいですか?

・鼻水、鼻づまりがありますか?

などの内容に「はい」「いいえ」のボタンを押して回答していきます。

最後に、

・現在の体温

・酸素飽和度(SPO2) (※これは「該当なし」での回答もできました。)

に関して回答してチェックは終わりです。

一度だけ質問の回答を間違えて「息が苦しいですか?」に「はい」と答えてしまったのですが、しばらくして電話がかかってきて、大丈夫かの確認がありました。

きちんと健康内容をチェックしてくださってるようでした。

療養期間中のこと

毎日家で過ごすことになります。

できることはリモートワークで行うのですが、そもそも自宅作業の準備をしているわけではなかったので、できることは限られました。

いつもは職場までも、仕事中も歩いたり走ったりしますが、家の中で一日を過ごすので、とにかく運動量が減ります。

加えて、椅子に座って過ごす時間が長いので、足が痛い。

運動をせずに過ごすこと、家から一歩も出られないことがこんなに苦痛なのかと、良く分かりました。

療養期間中一番辛かったことはと言われると、ダントツで家から一歩も出られなかったことでした。

療養を終えて

先日、療養期間を終えて職場復帰しましたが、みんな暖かく迎えてくれました。

もちろんリモートワーク中にやりとりをする同僚も、みな心配してくれていたのですが、直接顔を見て話すと安心感がありました。

心のどこかで「ああ。迷惑をかけてしまったなあ。」「余計な仕事を増やしてしまった」という気持ちが拭えなかった(それは今も同じですが…)のですが、そんなことよりも軽症で良かったと笑顔で話してくれると気持ちが落ち着きました。

感染を経験して思ったこと

感染するまで「いつ自分も感染するか分からないのだから、なった時は仕方が無い」という気持ちをもって過ごしてきました。

しかし、それは自分の周りの人が感染したときのことを考えていただけで、いざ自分がなったときに、そういう気持ちをもっていられなかったというのが正直な気持ちです。

人によるとは思いますが、症状が軽くても精神面の負担が大きかったりする。

そういう気持ちを知ることができたので、周りの仲間達が感染したということがあったら、伝えてあげたいなあと思いました。

感染しないのが一番だけど、感染したって自分の健康のことだけ考えていてくれれば良いのだと。

まだしばらくこの感染症は続きそうですが、早く薬の開発によって、他の病気と同じようなレベルの病気になってくれればと思います。